2017年の世界経済成長率は3%の見通し 中国の寄与率は3分の1=国連リポート

2017年の世界経済成長率は3%の見通し 中国の寄与率は3分の1=国連リポート。

タグ:中国経済

発信時間:2017-12-14 15:39:20 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 国連は11日に発表した「2018年世界経済の情勢と展望」で、2017年の世界経済成長率は3%と、2011年以来最大の伸びになるとの見通しを示した。うち、世界の経済成長に対する中国の寄与率は約3分の1に達するという。


 国連の劉振民・事務次長(経済・社会問題担当)は同リポートの記者会見で、「世界経済の好転は歓迎すべきシグナルだが、各国は引き続き、環境を犠牲にして成長を目指すことがないように努力を重ねる必要がある」と指摘した。


 リポートは、「東アジアと南アジアは引き続き世界で最も経済の活力を備えた地域であり、今年の世界経済成長率への寄与率は約50%に上る。アルゼンチン、ブラジル、ナイジェリア、ロシアなども相次いで景気後退局面から抜け出し、世界の経済成長率向上に寄与した」と指摘した。


 これと同時に、国内外の専門家が2018年の世界経済に楽観的な見通しを示し、中国の貢献を高く評価している。


 国内外のエコノミストは11-12日に行われた「CCTV財経フォーラム2017」で、「世界経済は2017年も引き続き安定回復に向かい、新たな原動力が現れた。2018年の成長については楽観視している」と指摘した。


 「2008年の世界金融危機以来、世界経済は初めて共同的成長を実現した」。米格付け会社ムーディーズのマイケル・テイラー・アジア太平洋担当理事は「2008年からの10年間で、世界経済の回復は挫折しそうになりながらも、経済成長は全体的に上向き傾向にある」とし、「2017年の世界経済はポジティブに推移し、2018年は非常に楽観的な1年になる」との見方を示した。


 テイラー氏は、「金融危機以来、世界の経済成長の3分の1は中国の貢献によるものだ。過去10年で、世界経済の発展の中心は明らかにアジアにシフトした。アジア経済の成長見通しは引き続き楽観的で、多くの分野で新たな成長潜在力が顕在化する見通しだ」と強調した。

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