この7年で「中国プロジェクト」の資金支援規模は拡大を続けており、年間40万~50万ドルに増加。支援の範囲も広がっており、「審議後シンポジウム」や「南南対話会」などの支援プロジェクトが追加され、これまでにWTOの貿易促進に向けた援助や、中国と後発途上の加盟国がWTOの枠組みのもとで良好な協力関係を結ぶ上での手本となっており、広く称賛を受けている。
今後、中国政府は「中国プロジェクト」によって培った成功体験を踏まえ、WTO事務局と共にプロジェクトの実効性を継続的に高めるとともに、特に後発途上国のWTO加盟後の活動に対する支援強化に注力していく方針だ。WTOの枠組みのもとでの南南協力の促進に向け、より包容性があり、かつ恩恵をもたらし得る多角的貿易体制づくりを促進していくとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年12月20日