「経済参考報」が様々な権威筋に取材したところ、5G国際標準機構が2018年6月、5G国際標準の最初のバージョンを正式に発表する予定であることが分かった。その後、世界の主要キャリアや電信設備メーカー、スマホメーカーなどの上流・下流企業は、5G国際標準に基づき商用ネットワークを構築していくことになる。
同紙の取材によると、今年10月から、各国の主要通信企業と様々な標準案策定者が国際標準機構に5G標準案を提出してきた。各国はいずれも、統一標準による5G技術標準の制定を尊重すると表明している。国際標準機構の日程によると、今年年末までに上述の5G標準案の応募を打ち切り、各方面が協議した後、最初のバージョンとなる5G国際標準を決定し、2018年6月に正式発表することになっている。
中国情報通信研究院の王志勤副院長は同紙の取材に対し、「標準の決定について、中国の5G標準の発言権はさらに強まっている」と述べる。5G標準の決定過程で中国は一定の優位性を持つ。キーパーソンの数、投票権、原稿、リーダーシップを取るプロジェクトなどの面で中国の重要性が高いためだ。