王志勤氏は、5G国際標準の発表は中国の5G産業と情報産業に大きな発展をもたらすと述べる。その一方、標準は5G産業発展レベルを決める唯一の要素ではないとも指摘する。商用ネットワークを構築すると共に大規模な5G実用化を行うことで初めて、中国の5G産業が順調に発展するのだ。中国情報通信研究院やクアルコム社などは、5G国際標準が発表されれば、世界の5G商用ネットワーク構築の障害がなくなると考えている。この時、どの国も率先して高レベルの5G商用ネットワーク構築や商用化が可能になる。どの国も5G産業で世界的優位性を獲得できる可能性があるのだ。
王志勤氏は、「現在、多くの国と地域が5Gの商用化に注目している。アメリカ、EU、韓国、日本、中国は共に、2019年下半期に5Gネットワークの商用化の準備を整え、2020年の正式商用化を計画している」と述べる。