中国商務部、経済・貿易強国建設へのタイムテーブルを発表

中国商務部、経済・貿易強国建設へのタイムテーブルを発表。

タグ:中国経済

発信時間:2017-12-26 14:29:46 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中央経済活動会議で来年の経済政策の方向性を示す基調方針が決定したことを受け、中国政府の各部局も関連分野の会議を開き2018年の取り組みについて手順を整えた。中国がすでに経済・貿易大国となったことを背景に、中国商務部は12月25日の全国商務活動会議で、経済・貿易強国の建設に向けたタイムテーブルを提起した。商務部の鐘山部長は3段階に分けた実行計画を示し、◇2020年までに、経済・貿易大国としての地位を一段と固める。◇2035年までに、経済・貿易強国の柱を建設する。◇2050年までに、経済・貿易強国を全面的に完成させる。――と説明した。


 「これまでの5年間で、中国は国内消費、対外貿易、双方向の投資について世界のトップを占め、開放型経済の新体制が整いつつある。中国はさしあたり経済・貿易大国になったと言える」と、鐘山部長は語った。中国海関総署の黄頌平・報道官も先ごろ「2017年1-9月期、中国の貨物貿易額は20兆2900億元と、前年同期比で16.6%増加した。うち、輸出は12.4%、輸入は22.3%増加した」と説明した。アナリストの間では、「世界で人口が最も多い国、世界第2の経済大国である中国の商品・サービス輸入規模は、今後5年で10兆米ドルを上回る見込みで、貿易大国の地位はさらに強固になる」との見方が出ている。


 中国はいま、サービス主導型経済に向かって歩みを進めている。サービス貿易は良好に発展しつつあり、国民経済での地位も顕著に上昇している。2012-16年の、中国サービス輸出入額の年平均成長率は9.6%と、同期の貨物貿易の伸び率を上回り、サービス貿易の世界ランキングで第2位に躍進した。商務部の銭克明・副部長は、「サービス貿易の急成長は、中国の対外貿易の安定成長とモデル転換・高度化の新たな成長分野となり、中国が経済グローバル化に深く関わり、世界のバリューチェーンに融合するうえで重要な役割を果たす」との見方を示した。

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