中国の自由貿易区戦略の推進が加速しており、2018年には豊作を迎える見通しとなっている。経済参考報の記者が25−26日に開かれた全国商務工作会から得た情報によると、中国は今年4つの自由貿易協定に新たに調印し、4つのフィジビリティスタディを開始した。現在まで中国は24カ国・地域との16の自由貿易協定に調印している。この実り多い成果は来年、さらに拡大される。中国は2018年に10の自由貿易協定の交渉を推進し、さらに10の自由貿易協定のフィジビリティスタディを開始する。各界から注目されている東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の交渉も、実質的な進展が期待されている。
中国商務部国際司の張少剛司長は、商務工作会の会期中、記者団に対して次のように説明した。中国は2017年に4つの自由貿易協定に新たに調印した。中国は2017年に、グルジア、モルジブと自由貿易協定を結び、チリと自由貿易協定のグレードアップをめぐる協定に調印し、さらに貿易優遇計画としての性質を持つ「アジア太平洋貿易協定第二修正案」に調印した。また4つのフィジビリティスタディを開始した。中国は2017年にパナマ、モンゴル、パレスチナとの自由貿易協定をめぐる共同フィジビリティスタディを開始し、スイスと自由貿易協定のグレードアップをめぐる共同研究を開始した。
また商務部はクロスボーダーサービスのネガティブリストの作成をほぼ完了しており、今後はネガティブリストを基礎とする自由貿易協定サービス貿易・投資交渉を段階的に推進していく。張氏は「我々は設立済みの自由貿易区による宣伝・普及活動の実施及び自由貿易区ウェブサイトの構築を強化し、自由貿易優遇政策を活用する企業の意識と水準を高めた」と述べた。