2017年、中国の太陽光発電、風力発電などの新エネルギーは引き続き急成長し、設備容量が増加した。また、エネルギーの転換が進み、産業化の技術レベルが高まり、太陽光発電のコストが低下し、風力・太陽光放棄問題が大幅に改善された。中国は新エネルギー大国から新エネルギー強国へと急速にモデルチェンジしている。
設備容量が絶えず増加
国家エネルギー局の努尔•白克力局長によると、2017年、中国の設備容量は17億7000万キロワットに達し、うち非化石エネルギーの比率は38.1%を占め、2012年より9.6ポイント上昇し、伸びが最も大きい時期となった。2017年、中国の再生可能エネルギー発電の設備容量は約6億5600万キロワットで、その増加規模は世界の40%前後になる。風力発電、太陽光発電の建設中設備の規模は世界一で、世界の非化石エネルギーの発展をリードした。
再生可能エネルギーは中国の発電量増加の主力になり、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーの増加が目立つ。国家エネルギー局の統計によると、2017年第1~3四半期の太陽光発電の設備容量は4300万キロワットで前年同期比65.4%増、予想を大幅に上回る増加となった。2017年9月末時点で、全国の太陽光発電の設備容量は1億2000万キロワット、うち太陽光発電所は9480万キロワット、分散型太陽光発電は2562万キロワットに達した。
風力発電を見ると、2017年第1~3四半期、全国で風力発電の設備容量は970万キロワット増加し、9月末時点で1億5700万キロに達し、前年同期比13%増加した。2017年1~9月の全国の風力発電量は2128万キロワットで26%増、平均利用時間は1386時間で135時間増加。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日