中国の新エネルギー産業の発展が世界をリード

中国の新エネルギー産業の発展が世界をリード。

タグ:再生可能エネルギー

発信時間:2018-01-05 15:44:07 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 規模が拡大すると同時に、新エネルギーの利用レベルも高まっている。2017年第1~3四半期、再生可能エネルギー発電量は1兆1700億キロワットで、一定規模以上の発電量の25%を占めた。風力発電、太陽光発電、バイオマスエネルギー発電はそれぞれ26%、70%、25%。


 そのほか、新エネルギー産業の発展の質も向上した。中国太陽光発電業協会の王勃華秘書長は、「半導体産業の発展のおかげで、太陽光発電の設備は半導体関連分野で国産化が最も高くなり、中国は太陽光発電設備の国産化をほぼ実現した。また、太陽光発電産業の発展に対し、国内の政策環境が整い、太陽光発電の応用が進んでいる」と話した。


 このような状況の中、新エネルギー発電のコストも絶えず低下している。統計によると、中国の風力発電所と太陽光発電所の建設コストは前年比20%と60%低下した。


新エネルギーが絶えず形成


 中国の新エネルギー産業の持続的な急成長は、新エネルギーが絶えず形成されていることと大きく関係している。


 国家エネルギー局新エネルギー・再生可能エネルギー司の李創軍司長は、「新エネルギー開発は資源の地域集中から負荷の地域集中へと変わり、2017年第1~3四半期に増設された風力発電設備の約半分が中東部と南東部にあり、新エネルギーの集中・分散という発展構造が形成されている。増設された風力発電設備のうち、分散式は3分の1を超える」と話した。


 『エネルギー発展“十三五”計画』は、2020年に太陽光発電規模を1億1000キロワットにし、うち分散式太陽光発電を6000万キロワット、太陽光発電所を4500万キロワットにするとしている。今後数年、発展の重心を分散式に置くという。


 風力発電については、海上風力発電、分散式風力発電が急速に発展している。2017年9月、福建省福清市の興化湾の海上風力発電プロジェクト第1期の最初のユニットが併合発電を開始した。これは、福建省の海上風力発電基地が稼働し、中国の海上風力発電が地域集中型大規模開発の急成長段階に入ったことを示す。


 三峡集団福建能投公司の孫強執行役員によると、中国は海上風力発電の発展において自然面の優位性を有し、海岸線の長さ1万8000キロ、利用可能な海域面積300万平方キロに達し、海上風力発電の資源が豊富にある。中国気象局の風力発電資源調査で、中国の水深5~25メートルの近海、海面50メートルの範囲に約2億キロワットの風力発電設備を設置できることがわかっている。海上風力発電は中国の発電業界の未来の発展方向である。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日


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