米メディアは、過去5年間の中国都市部での新規雇用数が、フランスの人口なみの多さとなっているとした上で、中国の労働力市場は近年で最も良好な状況となっていると報じた。
ブルームバーグは2017年12月29日、「新華通」の記事を引用しながら、中国人力資源社会保障部の尹蔚民部長による以下の談話を報じた。「2012年末以降、中国の都市部で新たに増加した雇用は6500万人以上だ。そのため失業率も低水準で推移している。この期間、昨年の800万人近い新卒を含む大学卒業生の就職率は90%以上となっている」。
中国にとってこれは良いニュースだ。債務や過剰生産能力の削減に全力で取り組んでいるにも関わらず、中国の指導者は「今年、都市部の雇用を1100万人増やす」という目標を達成したからだ。