世界銀行の経済学者、フランチスカ・オンソーグ氏は9日、現在の中国経済の成長ペースは持続可能な発展に有利であるとの見解を示した。
世界銀行が9日に発表した最新の「世界経済見通し」というレポートで、中国の経済成長率が2017年の6.8%から6.4%に緩やかにペースダウンするとした。
「中国経済成長率の緩やかなペースダウンは管理された、安定的で秩序ある減速で、持続可能な発展に有利となる」。 レポート作成にたずさわった一人のオンソーグ氏は9日、ロンドンで述べた。
リスク防止についてオンソーグ氏は、「中国は充足した外貨準備があり、政府債務もコントロール可能な範囲内に収まっている上、中国政府が不動産と金融分野のリスク回避に向けて有効な措置を取っているため、中国経済にはいかなるリスクによる衝撃を解消する余地がある」と指摘した。
世界銀行はレポートの中で、中国の経済成長は依然として安定しており、成長を牽引する要素は投資からその他の分野に拡大している」とも強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月11日