その他の具体的な進展については、◇仏農産物の対中輸出問題が今回のマクロン氏訪中を機に前進、◇中仏企業が交流し新機関を設立、◇中国のEC企業がフランスと協力を強化、――などが挙げられる。
今後の展望については、中仏経済貿易協力の発展の余地は大きいとみられる。モデル転換期にある中国がフランスに多くのチャンスをもたらす一方で、フランスはブランド管理、科学技術開発などの面で中国企業のニーズに合うものが多い。率直に言えば、中仏経済貿易の発展を加速させたければ、カギは仏側がいかに先入観を捨て、警戒感を解くかにかかっている。同時に、自国の中にある原因を探り、自国の競争力を確実に強化することが重要となる。改革への決意が固く、実務を重視するマクロン大統領は、中仏経済貿易の発展に多くの原動力をもたらすに違いない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月11日