中国工業情報化部(工信部)は先ごろ北京で開かれた「電子情報産業標準推進会及び中国情報技術(IT)サービス年次総会」で、2017年1-11月の中国ソフトウエア・コア技術サービス業の規模が4兆9千億元と、前年同期比14.9%増の急成長を遂げたことを明らかにした。また、スマートフォン(スマホ)生産台数は13億台を超えたとしている。
うち電子商取引プラットフォーム技術サービス収入は24%増加し、中国の電子商取引産業は世界トップを走っている。工信部情報化・ソフトウエア産業司司長の謝少峰氏は、新たな工業革命が世界的な範囲で起こりつつあり、製造業のデジタル化、ネットワーク化が加速し、実体経済との深い融合が進んでいるとの見解を示した。それを踏まえて、中国が産業革命のトレンドと実践の窓口をつかみ、情報化と工業化を深く融合させることで、新たな産業競争の攻略ポイントを占拠し、ITサービス業の発展を加速しなければならないとしている。
2017年は中国の電子情報製造業も安定しつつ上向きに発展し、1-11月の成長率が前年同期比13.9%に達し、利益総額が25.4%増えた。うち1-11月のスマホ生産台数は13億台超、PCは2億7900万台、ICは1416億6千個だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年1月9日