「2017年、中国の中央企業(中央政府直属の国有企業)は営業収入・利益両方の急成長、主要経営指標の全面好調という局面を迎えた」。中国国務院国有資産監督管理委員会(国資委)総会計師の沈瑩氏は17日、国務院新聞弁公室の記者会見で2017年中央企業運営状況について説明した際に、このように述べた。
データによると、2017年、中国中央企業の営業収入が26兆4000億元で、前年同期比で13.3%増となった。中央企業98社のうち、半数近くの収入増幅が一割を超え、19社で二割を超えた。実現した利益は1兆4230億8000万元で、初めて1.4兆元を超え、前年度を1874億元上回り、15.2%増となった。利益は規模と成長率の両方でここ5年の最高記録を記録した。
営業収入の増加ぶりが注目を浴びる他、過ぎたばかりの2017年、中央企業の行っている供給側構造改革についても、顕著な成果を得ている。
2017年、中央企業は積極的な取組みを通じて、鉄鋼過剰生産能力を595万トン、石炭過剰生産能力を2703万トン削減した。