英BBCの22日の報道によると、国際通貨基金(IMF)は向こう2年の経済成長予想を上方修正した。IMFは2018年と19年の世界の経済見通しを楽観視し、うちアジアと欧州の経済圏の成長は注目を集めると予想。
BBCによると、IMFは2018年と19年の世界の経済成長率を3.9%と予想。これまでの予想より0.2%引き上げ、成長率は2017年の3.7%、2016年の3.2%より高い予想となっている。IMFの報告は、先進経済圏と新興市場を含み、2017年の世界経済活動の4分の3に相当する120の経済圏が上昇に転じ、2010年以降もっとも広範囲な同時成長になったとした。IMFのチーフエコノミストのオブストフェルド氏は、グローバル経済の成長は加速していると評価した。
IMFは、アジアと欧州の経済成長が活発だとし、2018年の中国の経済成長率予想を6.5%から6.6%に引き上げた。IMFはグローバル経済の良好な動きは中国の輸出を促すと見ている。ユーロ圏については、特にドイツやイタリアなどの国は2%から3%の高水準の成長を続けると予想した。
IMFは1月22日、2018年の最新の『グローバル経済展望』を発表した。報告は、米国の税制改革、欧州及びアジアの経済成長などの複数の影響により、向こう2年の世界経済活動は良好な状態を維持するとした。IMFは2017年の世界の経済成長率予想を3.7%に0.1ポイント引き上げ、18年と19年の成長率予想を3.9%に0.2ポイント引き上げた。
また、2018年の中国の経済成長率予想を6.5%から6.6%に上方修正。IMFは2017年に中国の成長率予想を4回引き上げている。17年10月に発表した『グローバル経済展望』では2018年の中国の経済成長率予想を6.4%から6.5%に上方修正した。
IMFは米国の税制改革に期待し、米国の税制改革により企業の所得税が減免され、米国の経済活動が刺激されるとの見解を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月23日