国家統計局のサイトは18日、2017年社会消費財小売状況を発表した。2017年の中国飲食業の売上高は3689億元で、社会消費財小売総額の10.6%を占め、前年比10.1%増加した。
2017年12月の社会消費財小売総額は3兆4734億元で名目成長率は9.4%(価格要因を除く実質成長率は7.8%)。うち、一定限度額以上の機関の消費財小売額は1兆7409億元で6.7%増。2017年通年の社会消費財小売総額は36兆6262億元で10.2%増加。うち一定限度額以上の機関の消費財小売額16兆613億元で8.1%増だった。
分野別で見ると、飲食業の売上高が3689億元で10.1%増、商品小売が3兆1045億元で9.3%増。2017年通年の飲食業の売上高は3兆9644億元で前年比10.7%増、商品小売は32兆6618億元で10.2%増。
中国料理協会が発表した『2017年度美食消費報告』(以下、『報告』)によると、中国の飲食業の売上高は年々増加しており、消費市場全体の成長への寄与度と牽引力は高まっている。
『報告』によると、飲食市場の多元化の下で、中国料理店は主導的な地位を占め、市場シェアの半分以上を占める。大都市では中国料理店が55%、中小都市ではさらに大きく63%を占める。中国料理店は国内の各種の料理を含み、中でも火鍋は人気がある。中国料理のほか、ファストフードも急成長を続け、全国飲食業の16%を占める。洋食と日韓料理はそれぞれ3%を占める。
消費者がレストラン選びで最も重視する点は食事環境で19.2%、続いて料理の味が17.8%、食品の安全が14.7%となっている。価格は4位で、消費者は価格より環境と料理の質にこだわることがわかる。最も人気がある味は「塩辛い」で、「痺れる辛さ」と「酸っぱ辛い」を上回った。
そのほか、国家統計局が発表した2017年商品小売状況によると、食用油・食品の12月の小売額は1600億元で前年同期比9.7%増、2017年通年の小売額は1兆5332億元で10.2%増。飲料の12月の小売額は231億元で9.6%増、2017年通念は2274億元で10.3%だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月22日