ロシアの通信最大手ロステレコムは15日、サハリンと南クリル諸島の択捉・国後・色丹3島の居住エリアを結ぶ光ファイバー回線の海底敷設業者として、中国企業のファーウェイを選んだと発表した。作業は5月に始まる予定。建設計画はすでにプーチン大統領に報告されている。RIAノーボスチが伝えた。
南クリル諸島はロシアと日本の間で係争となっている地域で、日本名は北方四島。共同通信は16日、ファーウェイとフィンランド企業のノキアが受注に向け競争を展開していたと伝えた。日本政府は、第三国が北方四島で投資を行うことは、ロシアの管轄権を認めることになるとし、反対の態度を示している。日本政府はまだ本件について論評していない。
報道によると、同光ファイバーの海底部分の全長は765キロで、敷設後に現地の通信・ネットワーク環境が改善される。敷設にかかる費用は33億ルーブルで、国がロステレコムに代わりその8割を負担する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月17日