中国鉄路総公司が発表した情報によると、渝貴鉄道(重慶〜貴陽)が今月25日に開通し、初期最高営業速度は時速200キロとなる。渝貴鉄道は中国の成渝地区(成都と重慶の間の地区)と西南地区から華南・華東地区に至る高速鉄道ルートを形成し、2018年の「春運」(旧正月前後の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)に大規模な輸送ルートを提供する。
渝貴鉄道は重慶西駅を始発駅とし、綦江、遵義、息烽を経由し貴陽北駅に至る。旅客・貨物共通複線電気化鉄道で、全長347キロ。全線に重慶西、珞璜南、綦江東、赶水東、桐梓北、桐梓東、娄山関南、遵義、竜坑、遵義南、息烽、修文など12の駅を新設。
渝貴鉄道は中国の西北・西南地区から華南地区に至る高速鉄道ルートの重要な構成部分であり、蘭渝鉄道、貴広旅客専用線と共に、高基準・大能力・高速度の鉄道ルートを形成する。また重慶と貴陽を結ぶ都市間快速鉄道でもある。同鉄道の開通により、重慶・貴陽間の移動距離が大幅に短縮され、地域の交通構造が改善される。沿線の市民の移動の利便性が高まり、沿線の観光資源開発と中小都市の発展をけん引する。西南、西北、珠江デルタ、香港、マカオなどの人員と物資の交流を促進する。成渝地区の南下ルートを切り拓き、同地区の春運の輸送力のバランスの乱れを解消する上で、非常に重要な意義を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月20日