2017年の中国経済「年次報告」が18日に発表された。通年の経済は中高速成長を実現した。国家統計局の寧吉喆局長は2017年国民経済運行状況を紹介した際に、「初歩的な計算によると、通年の国内総生産(GDP)は82兆7122億元で、比較可能な価格で計算すると前年比6.9%増となった」と述べた。国務院発展研究センターの李偉主任は「今年の経済運行は安定成長、雇用安定、物価安定、効果安定という局面を維持し、経済活動の重心を高品質発展に転じるため有利な条件を提供する」と話した。
見所その一 規模で新たな突破、成長率は安定を維持
この1年間で中国経済の活力・動力・潜在力が引き出され続け、安定性・協調性・持続可能性が大幅に向上し、安定的かつ健全な発展を実現した。規模を見ると、GDPは初めて80兆元の大台に乗った。世界銀行が調べた2016年の世界各経済体のGDPデータによると、中国の8兆元以上の増加分は、豪州のGDPに相当する。
成長率を見ると、経済成長率は10四半期連続で6.7−6.9%の間で推移しており、中高速成長を維持している。「安定的に前進し予想を上回る」という経済の現状は、新旧動力切り替えの実現に有利な期間を創出している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月19日