日本国際科学技術財団は30日、東京で2018年『日本国際賞』の受賞者リストを公表し、リチウム電池の発明者、吉野彰氏他3人の科学者が受賞した。
今年の『日本国際賞』は、「資源・エネルギー・環境・社会インフラ」の領域の中から電池発明者、吉野彰氏に送られた。満70歳の吉野氏は日本旭化成株式会社名誉研究員、同時に日本名城大学教授を兼任している。1985年、実用のリチウム電池を先ず発明し、現在この技術は広く携帯電話・カメラ・コンピュータ・電動車などの領域で使われている。
その他の二人の受賞者は「医学・薬学」の領域から選ばれた。一人は米国エモリー大学医学院のマルクス・クーパー氏、もう一人はオーストラリアの「ウォルターとイリサ・ホール医学研究所」のヤカ・ミラ氏である。この二人はB淋巴細胞とT淋巴細胞に関連する免疫学の領域で重要な貢献をし、受賞したものである。
『日本国際賞』は日本国際科学技術財団が1983年に設立したもので、1985年に初めて授賞を行った。授賞範囲は全ての科学領域をカバーし、毎年、その中の二つの領域で傑出した科学者を表彰する。各領域の賞金額は5000万日本円(約290万元)である。今まで已に10人の『日本国際賞』受賞者がノーベル賞を受賞している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月1日