ファスコCEOは9日「中石油とLNG契約に署名したことを発表でき、喜ばしい。中国は世界最大規模の、成長率が最も高いLNG市場の一つだ。当社はこの市場における重要な、世界エネルギー業界の参加者だ」と表明した。
本社をヒューストンに置くシェニエールによると、同社の施設からすでに34回に分けて米LNGが中国に輸送されている。しかし9日に発表されたのは、中国と米サプライヤーが署名した初の長期契約だ。輸出業者がこの契約に注目するのは、高額の成長プロジェクトの資金集めが容易になるからだ。
シェニエールは契約の具体的な価格を発表していないが、LNG輸出価格は北米主要天然ガス価格基準「ヘンリーハブ価格」と一致するとしている。ヘンリーハブは世界天然ガス貿易における地位を高めている。
クリーン燃料に移行し、北部地区で天然ガスを暖房に使用することから、中国は成長率の最も高いLNG輸入国になっている。アナリストによると、中国の2010年のLNG輸入量は1000万トン未満だったが、2030年には6000万トンを超える見通しだ。これは米サプライヤーにとって朗報で、シェールガス開発企業はさらに開発規模を拡大できる。
シェニエールのCFOは「中国は世界最大の経済体の一つだ。中国人はクリーンなエネルギーの使用を目指している。わが国がなぜこれほど長年に渡り、この国とビジネスをしなかったのか理解できない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月12日