2017年の中国新エネルギー自動車販売台数は77.7万台と、前年より53.3%増加した一方で、自動車販売台数の伸びはわずか3%にとどまった。
新エネ車販売の大幅増は、産業の内在的エネルギーの変革を示す。新エネ車の発展は、中国の自動車産業の「追越車線への車線変更」、国際競争を制する上での重要措置にとどまらず、新たな経済成長分野の育成、グリーン発展推進の大きな手がかりとなる。
国家の財政・税制面での強力な支援策、地方政府による新エネ車の購入やナンバープレート取得をめぐる強力な優遇措置、企業の技術革新の加速などを背景に、中国の新エネ車販売台数は近年、ハイペースで増加してきた。現時点で、中国で販売されている新エネ車の車種は6840モデル、保有台数は累計180万台を超え、世界の保有台数の50%以上を占め、世界一に躍進した。
技術レベルの目覚ましい進歩、インフラの改善が、中国の新エネ車普及を大きく後押しした。最新統計によると、2017年は中国からBYD、北京汽車、上海汽車の3社が世界新エネ乗用車販売台数のベスト10入りを果たしたが、中国の伝統的なガソリン車では非常に難しいことだ。