旅行の質の向上ぶりは、一人あたり平均支出水準に体現されただけでなく、路線や目的地の選択にも反映されている。交通やホテルといった「ハードウェア」の消費水準の大幅な上昇にとどまらず、路線の選択が人気の高い目的地ばかりではなくなり、これまであまり人の行かなかった目的地への関心が高まったと同時に、路線に付随するサービス、ガイドの水準、レストラン、日程の組み方などについてもより高い要求が出されるようになった。海外旅行経験が豊富な消費者の一部は、「みんなが行く目的地では旅を深く味わい、人があまり行かない目的地では個性を重視した旅を楽しむ」傾向が明らかで、ニーズ多様化の傾向もはっきりと見て取れる。
これと同時に、最近は海外での年越しが都市住民の間でトレンドになっている。同程旅遊のまとめたデータによれば、今年の春節連休期間の海外旅行の一人あたり平均支出は6千元を超えたという。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年2月22日