6日間に渡り開かれたシンガポール・エアショーが、先ほど閉幕した。国の「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブを実行に移すため、中国の出展企業は今年、国際的な潜在力を秘めたハイテク航空貿易製品を展示した。アジア市場を全力で開発し、中国航空産業ブランドのアジアにおける影響力を確固たるものにしようとした。
国際航空運送協会は今回のエアショー開幕前に、2017年の世界航空旅客輸送量が延べ40億人を上回り、2036年には延べ78億人に達し、うちアジア太平洋は延べ35億人にのぼると報告した。同協会の予想によると、中国は今後20年内に軽々と米国を追い抜き、世界最大の航空市場になる。2036年には、延べ14億6000万人に達する。
アジア太平洋は世界経済の最大のシェアを占める地域であり、世界の民間航空発展の中心地でもある。今後20年に渡り、アジア太平洋の民間航空は安定成長を維持する。アジア太平洋市場は現在、中国にとって最大規模の、成長率が最も高い国際運輸市場だ。中国は現在、アジア太平洋27カ国と二国間航空輸送協定を結んでいる。アジア太平洋21カ国の航空業者65社が中国との二国間航空路線を開通させており、毎週約7200便が中国59都市とアジア太平洋92都市を結んでいる。