旧暦の新年に海外に出かけた中国人は少なくない。中国の旅行客は一体どのくらい豪快なのか。世界観光機関(UNWTO)のデータによると、中国人の海外旅行客の消費額は世界の五分の一を占め、米国人旅行客の2倍となり、この数字はさらに上昇する見込みである。
世界旅行観光評議会(WTTC)の資料によると、過去7年間の世界旅行業の伸びは経済全体を上回っている。2016年をとって見ても、旅行業の貢献は7.6兆米ドル(1ドルは約6.34人民元)に達した。WTTCの予想では、向こう10年間の世界の四分の一の就業機会が旅行業と関わる。世界旅行業が目覚しい発展を遂げているのは、中国人旅行客の貢献が大きいと見られている。
中国では現在、人口の5%の人がパスポートを所持しているに過ぎないが、中国人旅行客の消費額は世界の海外旅行消費額の五分の一を占め、米国人の2倍となっている。2016年、中国人海外旅行客の旅行消費額は2611億ドルに達した。予想では2021年までに、中国人旅行客の消費額が4290億ドルまで増える。
過去3年間に、中国人旅行客に最も歓迎された観光地は、日本・タイ・米国・オーストラリアであった。その他、東南アジア国家のシンガポール・インドネシア・マレーシア・フィリピンが続く。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月22日