中国のスマホアプリ、海外での利用者が十数億に

中国のスマホアプリ、海外での利用者が十数億に。

タグ:スマホアプリ 海外 利用者

発信時間:2018-02-28 16:45:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 日本の北海道札幌市で2017年8月22日、現地のユーザーが摩拜単車を試乗。


 

 シンガポールのショッピングモールで2016年12月11日、買い物客が支付宝で決済。



 インドの首都ニューデリーの学校で1月23日、女性がスキャンでofo「小黄車」を利用。


 

 フィンランドの町、ロヴァニエミで1月22日、買い物客が中国のモバイル決済アプリで消費。

 

 Androidランチャーアプリ「APUS」は200カ国以上に進出しており、世界ユーザー数は10億人を超えている。UCブラウザはインドで5割以上のシェアを占め、世界ユーザー数は4億人を超える。ファイル伝送アプリ「茄子快伝」は、インドネシアの8割以上のユーザーに利用されており、世界ユーザー数は10億人を超える。猟豹移動は6年連続で売上100%増を実現し、世界で約6億人のユーザーを持つ。これらのデータは、中国のモバイルアプリが、世界で多くのファンを集める能力を示している。

 

 調査会社が発表したデータによると、中国トップ300のモバイルアプリのうち、9割以上の272種が海外市場に進出している。うち187種は世界154カ国・地域を網羅するApp Storeに入っている。これは中国のモバイルアプリの海外市場進出が、すでに常態化していることを意味する。

 

 さらに注意すべき現象がある。中国では近年、海外市場を主なターゲットとするスマホアプリ開発企業が誕生している。例えばAPUSのユーザーの約半数が、南アジアと東南アジアに、20%が欧米に集中しており、その他はアフリカや南米などに集中している。猟豹のユーザーの75.4%が、欧米を中心とする外国人となっている。

 

 中国のスマホアプリはなぜ海外で好評を博しているのだろうか。APUSは「当社は非常に軽量で、カスタマイズされたユーザーシステムを持つ」と回答した。UCブラウザは「容量が小さくスムーズで、機能が揃っている。一挙三得だ」と回答した。茄子快伝は「通信量が発生しなくても画像と音楽を伝送できる不思議なアプリ」というイメージにより、多くのユーザーを集めている。

 

 機能・特長・分野などは異なるが、これらの海外市場で認められている中国のスマホアプリには、共通の特長がある。それはユーザーの需要を理解し、ユーザーが困っている所を狙い撃ちできる点だ。

 

 日本経済新聞は、中国のスマホアプリのこの「ユーザー感知力」は、巨大な国内モバイルネットワーク市場で磨かれたものと分析した。「中国のスマホユーザーは、世界の3割を占める。中国の各スマホアプリ企業は、巨大な国内市場で需要をつかむ能力を磨いている。革新技術を追い求める米シリコンバレーの企業と比べ、中国企業はまったく異なる競争力を持つようだ」

 

 東南アジアやアフリカなどの新興市場の他に、中国のスマホアプリは欧米に積極的に進出し、現地のIT企業と同じ舞台で競争している。APUSの創業者である李涛CEOは「世界でインターネットが最も先進的なのは中国と米国だが、先を行く分野はそれぞれ異なっている。米国は主に理念と底層の技術革新で先頭を走っている。中国は応用技術、ビジネスモデル、発展理念で先進的だ。中国のスマホアプリ開発者の数は、世界の約半数を占めており、非常に大きな研究開発能力を持つ。これは中国のスマホアプリが欧米市場に根ざす基礎を固めている」と話した。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月28日

 


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