5G商用化は予定通り2020年 世界への経済効果10兆ドル超

5G商用化は予定通り2020年 世界への経済効果10兆ドル超。

タグ:5G技術 経済効果

発信時間:2018-02-28 15:39:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

   モバイル・ワールド・コングレス2018(MWC)が2月26日、スペインのバルセロナで開かれた。同展示会ではクアルコム、華為(ファーウェイ)、中興(ZTE)、エリクソン、ノキアなどの有名通信会社が多くの5G技術や、モバイル通信、モノのインターネット、クルマのインターネットなどの5Gの応用を紹介。業界内では5G技術と応用の集中展示は5Gの発展が成熟期に入ったことを意味し、2020年に予定通り世界の多くの地域で商用化されると見られている。5Gが商用化されれば、世界の通信業と科学技術業は新たな発展を迎え、経済効果は10兆ドルを超える見通し。


 国際標準化機構は、2018年6月に最初のバージョンの5G国際標準を正式発表する予定だという。


 中国情報通信研究院の王志勤副院長は、「多くの国と地域が5G商用化に高い関心を寄せ、米国、EU、韓国、日本、中国は2019年下半期に5Gネットワークの商用化の準備を行い、2020年に正式に運営を開始することを計画している。5G国際標準の発表に伴い、世界の5G産業の競争は激化するだろう」と述べた。


経済効果は10兆ドル以上


 クアルコムは5G産業報告の中で、2035年までに5Gが世界にもたらす経済効果は12兆3000億ドル、世界の5Gバリューチェーンによる経済効果は3兆5000億ドルになり、2200万の雇用を創出すると予想した。5Gバリューチェーンによる経済効果は年間2000億ドルで、世界のGDPの持続的成長を支えるとみられる。2020~35年の5Gの世界GDP成長率への寄与度は、インドと同等規模の経済圏に相当する。


 また業界内では、5G商用化後にクルマのインターネット、モノのインターネット、ドローン、クラウドコンピューティングなどの応用も発展するとみられている。5Gは世界の通信産業の新たな発展チャンスになるだけでなく、新興のIT台頭のチャンスにもなる。


 中国情報通信研究院が発表した『5G安全需要・枠組み白書』は、2030年に5Gネットワークが中国にもたらす経済効果は16兆9000億元、経済付加価値は6兆5000億元になり、1950の雇用を創出すると予想した。うち、直接的貢献では5Gによる経済効果が6兆5000億元、経済付加価値が2兆9000億元、雇用創出が800万。間接的貢献では経済効果10兆6000億元、経済付加価値3兆6000億元、雇用創出1150万になる予想。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年2月28日

 

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