ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)と同国の経済界を代表するドイツ商工会議所連合会(DIHK)は26日、『新シルクロード――中国の大規模投資プロジェクト』に関する研究報告を共同で発表し、中国の提唱する巨大経済圏構想「一帯一路」はドイツ企業に巨大な商機をもたらしたとの見方を示した。
ドイツ商工会議所連合会のフォルカー・トライアー副会長は同日ベルリンで開かれた発表会で、「一帯一路」が提唱する枠組みのもと、中国・欧州間には新規高速路線が相次いで開通したと説明。沿線国のインフラは整備が進み、中国・ドイツ間の貿易の利便性を高めただけでなく、ドイツ企業に巨大な販売市場と数多くの第三国市場における協力の機会をもたらしたと評価した。
トライアー副会長はドイツ企業が「一帯一路」に参加する方法について、関連プロジェクトへの製品供給や第三国市場における中国企業との協力、現地企業との協力など様々あると指摘した。