中国科学技術部基礎研究管理センターによる「2017年度中国科学十大進展」の選考結果が27日、北京で発表された。
入選した10件の重大科学進展は次の通り。衛星・地球間1000キロ級量子もつれ・鍵配送及びテレポーテーション、ウイルスを生ワクチンと治療薬に直接転化、2つのチャームクォークを含む新物質「Ξcc++」の初観測、3重のフェルミ減退の発見、水素の低温生成・保管の実現、整合ナノ抽出により強化された次世代超高強度鋼の開発、量子相転移の確定性を利用した多粒子もつれの生成、中国での新型古人類化石の発見、酵母染色体の正確なカスタマイズ、自由な状態の脳イメージングを実現する小型顕微鏡イメージングシステムの開発。
その圧倒的多数が、ネイチャー誌やサイエンス誌などの世界トップの学術誌に掲載されており、一部の研究成果は「重大進展」とみなされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月28日