それに先立ち、証監会の宣昌能・主席助理は、「中国の多くの技術系スタートアップ企業とインターネット企業は、有形資産が少なくハイリスクという特性があるため、伝統的な資金の貸出支援を受けることが難しい状況だが、健全で多層的な資本市場は、科学技術イノベーションの促進、戦略的新興産業の発展と経済のモデル転換にプラスに働く」と述べた。
上海・深セン証券取引所もこれについて何度か言及している。上海証取は、「新経済を積極的に取り込むことが上海証取の今年の重点課題だ。『新優良銘柄行動』を通じて、次世代の『BAT企業』(百度、アリババ、テンセント)の成長を支援する。」としている。深セン証取は、「創新創業型のハイテク企業の収益とエクイティに関する特徴は、IPO(新規公開株)の発行上場条件の最適化を後押しする」と指摘した。
このほか、取引所をはじめとする複数の監督管理部門と関係者が最近、相次いで各地のハイテク企業の調査・研究に出向き、インターネット・スマート製造・バイオ医薬・生態環境保護などの関連企業から、資本市場の創新創業を対象としたより良いサービスについて意見や提案の聞き取りを行っているという。