シティグループ・アジア太平洋地区法人業務担当部長は、「同行の顧客である米国・アジアの多国籍企業は『一帯一路』イニシアチブを商業規模・範囲拡大の重要なチャンスだと見なしている」と語る。
資金調達は「一帯一路」建設の「五通」目標(政策の意思疎通、インフラ施設の連結、貿易の円滑化、資金の融通、民心の通じ合い)の重要な一環で、金融の血液循環を円滑にする。西側の金融機関の関与は、自身の事業目標の実現だけでなく、「一帯一路」建設の源泉となり、相互利益・多方面の利益実現を後押しする。
例えば、外資系銀行が資金調達ネットワークに関わることで、「一帯一路」プロジェクトの資源は一段と多元的になる。西側の銀行は「一帯一路」沿線国の法律や文化環境を熟知しており、リスク管理コントロールの助けになる。多方面の協業や第三者協力などのモデルを通じて、プロジェクトの商業性や持続可能性を向上させることもできる。