中国中古車オンラインオークションプラットフォームの天天拍車がこのほど発表した「2月の個人による中古車販売のビッグデータ報告」によると、全車種の中で日系ブランド車の3年間の価格維持率が最も高い。蘇州市(江蘇省)の中古車市場では高級車の取引が活発になり、同月の中古車販売に占める高級車の割合は上海市を抜いたという。中国新聞網が1日に伝えた。
同報告は自動車の販売層、中古車の価格維持率、中古車の販売量ランキングなどの詳細なデータ・統計と分析をまとめ、2月の価格維持率上位5ブランドを発表した。
中古車市場において日系ブランド車は全車種の中で3年間の価格維持率が最も高い。コンパクトカーではホンダのフィアットがトップに立ち、3年間の価格維持率は75.8%だった。サブコンパクトカーではトヨタのカローラが1位で71.1%。中型車はトヨタのレイズが73.9%、中・大型車はレクサスのESが72.0%、スポーツ用多目的車(SUV)はトヨタのプラドが81.3%、マルチパーパスビークル(MPV)はホンダのオデッセイが75.5%で首位に立った。
2月に中古車の供給源となった一線都市と二線都市での高級車の割合をみると、北京が最高で14.1%を占め、蘇州は活発な売買により上海を抜いて、珠江デルタ地域で高級車の割合が最も高い都市になり、13.3%を占めた。上海は13.2%だった。
2月に車を売ったオーナーは80後(1980年代生まれ)が最も多く、約45.2%と半数に迫った。次は70後(1970年代生まれ)の24.3%。また中古車の走行距離の統計をみると、10万キロメートル以内が63%に達した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月2日