第13期全国人民代表大会第1回会議は5日午前、人民大会堂で開幕し、国務院の李克強総理の政府活動報告を聴取した。
李総理は報告の中で過去五年の開放政策の実施状況を総括した際に、次のように述べた。
「一帯一路」共同建設を提唱・推進し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設を主導し、シルクロード基金を設立し、インフラ相互連結や経済貿易協力の一連の重要プロジェクトをスタートさせた。上海自由貿易試験区など自由貿易試験区11カ所を設立した結果、その改革の試行の多くの成果が全国に広まった。
輸出割戻し税分担仕組みを見直して割戻し税の増分はすべて中央財政が負担することとし、越境Eコマース総合試験区を13カ所設立し、国際貿易の「シングルウインドウ」を全国に普及させ、貨物の通関時間を平均半分以上短縮し、輸出入を持ち直させた。
外商投資(海外企業・海外投資家からの投資)の審査・認可制がネガティブリスト管理へと切り替わり、制限措置が3分の2削減された。外商投資の構造が適正化され、ハイテク産業の割合が倍増した。海外からの頭脳導入にさらに力を入れたことで、中国で働く外国人専門家が40%増えた。