第13期全国人民代表大会第1回会議は5日午前、人民大会堂で開幕し、国務院の李克強総理の政府活動報告を聴取した。李総理は報告の中で過去五年のビジネス環境の改善をめぐる政府の取組みと効果について、次のように述べた。
われわれは長年にわたって存在した過度の審査・認可、あまい監督管理、不十分なサービスという問題を解決すげく、「行政簡素化と権限委譲」、「緩和と管理の結合」、「サービスの最適化」改革を持続的に深化させ、政府の機能転換を加速させ、ミクロの管理、直接的な関与を減らし、マクロコントロール、市場の監督管理および公共サービスの強化を重視するようにした。
この5年で、国務院部門行政審査・認可事項が44%削減され、非行政許可審査・認可(行政許可法の枠外の行政審査・認可)が完全に廃止され、中央政府レベルの審査・認可の必要な企業投資プロジェクトが90%減り、行政審査・認可仲介サービス事項が74%縮減され、職業資格許可・認定事項が大幅に減った。中央政府の価格決定項目が80%縮減され、地方政府の価格決定項目50%以上縮減された。