全国人民代表大会代表を務める長城汽車の王鳳英総裁は今年の全国人民代表大会中、「新エネルギー関連法規の整備と新エネルギー車産業の健全で急速な発展の促進に関する提案」を提出した。中国網記者は、新エネルギー分野での長城汽車の動向や、中国の新エネルギー車の発展などの問題について、王総裁に話を聞いた。
長城汽車は2018年、新エネルギー分野でどのような動きを用意しているのか。王総裁によると、長城汽車は今年、新エネルギー車4車種を打ち出す予定だ。100キロで燃費2.3リットルの「WEYP8」、航続距離280キロに達する純電動車「長城EV」、サブブランド「欧拉」の航続距離50キロのA00級純電動車2車種だ。長城汽車はこのほか、2019年と2020年に純電動コンパクトSUVを打ち出す。
長城汽車の新エネルギーの展開で無視できないのが、BMWとの協力だ。双方は今年2月23日に公式声明を発表し、BMW集団が長城汽車と協力趣意書に調印したことを認めた。王総裁によると、双方の株式比率はまだ未確定だが、「さらに立ち入った協力を検討している」。純電動MINIは2019年に打ち出されることはない。
中国の新エネルギー車の発展について、王総裁は、現在の中国の新エネルギー車産業は始まったばかりで、開発の進捗から考えると、本当に競争力を備えた製品は今後3年で続々と出てくるものとみられる。王総裁によると、中国の新エネルギー車は全世界で競争力を持っている。動力系統だけでなく、「コネクテッドカーや人工知能などでも他国を追い抜かす」可能性を持っているという。