中国の両会(全国人民代表大会と中国人民政治協商会議)開催に当たり、在中国シンガポール大使のスタンレー・ロー氏はこのほど、『新華網』の単独取材を受けた。同大使は、「一帯一路」構想が中国と周辺国に新たなチャンスをもたらし、中国とシンガポールの将来的な発展の焦点になると話した。
新華網:中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の開催後初となる中国の両会について、あなたは、どのようなテーマに注目していますか?
スタンレー・ロー氏:経済関連のテーマに注目しています。シンガポールと中国の経済・貿易分野の協力は非常に深厚で、中国の今後5年間の経済・貿易発展戦略をみれば、シンガポールが中国との協力において経済分野に重点を置くべきことが分かります。
新華網:中国とシンガポールには多くの協力プロジェクトがあり、華夏幸福などの中国企業がシンガポールにグローバル本社を設立しました。こうした協力プロジェクトの進捗状況を教えて頂けますか?