米フォーブス誌はこのほど、プライスウォーターハウスクーパースが、中国は2030年に米国を超えて世界最大の経済圏になると予想したと伝えた。
今年、中国本土から過去最多の373人が長者番付にランクインした。昨年より54人多く、増加幅は世界最大、ランクイン数(台湾・香港・マカオを含むと476人)は米国の585人に次ぐ規模となった。
中国から17位の馬化騰氏と20位の馬雲氏の2人が初めてトップ20にランクイン。これは中国経済の全体的な成長だけでなく、世界最大の人口大国が驚異的な速度でデジタル技術の発展に適応していることも示す。今年の長者番付には中国からインターネット検索(百度の李彦宏氏)、ネットデリバリー(美団点評の王興氏)、アンチウィルスソフト(360の周鴻禕)などIT業界の創業者がランクイン。そのほかに小米(シャオミ)創始者の雷軍氏、通信機器・スマートフォンメーカー華為(ファーウェイ)創始者の任正非氏らもランクインした。
中国は世界トップの自動車市場で、中国自動車業から10人の億万長者がランクイン。ランキング初登場の電気自動車メーカー蔚来汽車汽車の李斌会長、今年ダイムラーの株式9.69%を取得した吉利の李書福会長は世界自動車業で最も資産の多い富豪の1人となった。中国政府の電気自動車業支援により、リチウムとリチウム電池の分野からも億万長者が生まれ、贑鋒リチウムの李良斌会長らがランクインした。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月14日