「新エネルギー自動車の発展は世界の自動車産業発展の大きな流れであり、経済の持続可能な発展の必然的な要求でもある」。浙江吉利控股集団の会長を務める李書福全人代代表は、「中国政府は新エネ自動車の発展を非常に重視しており、インフラ建設支援、電気自動車(EV)の購入税減免、企業の電気自動車開発奨励など一連の措置を打ち出した」と語った。
第13期全国人民代表大会第1回会議に参加する浙江省代表団は8日、代表団会議をメディアに公開した。李書福代表は記者の質問に対して「2020年までに新エネ車販売台数の割合を吉利全体の90%以上に引き上げる方針」と述べた。
李書福代表は会議終了後の独占インタビューで、「新エネ車の発展は中国の青空防衛戦、大気質改善の要求に合致するもので、中国のエネルギー構造を改善するうえでの現実的な要求でもある。中国政府は一貫して新エネ自動車の発展を非常に重視している」と指摘。「中国の自動車産業は競争力強化を図り、世界のバリューチェーンのミドルハイエンドに歩みを進める必要がある。新エネルギーという未来の潮流をしっかりと捉え、産業の発展計画を早めに策定する必要がある」と述べた。