工信部の統計によると、2017年の中国新エネ自動車生産・販売台数はそれぞれ79.4万台、77.7万台と、3年連続で世界一となった。李書福代表は、「中国の新エネ自動車販売台数は3年連続で世界一となったが、これは中国の新エネ自動車が良好に発展していることを示す。当然のことながら、我々はまだ多くの困難を克服する必要があり、改善の余地も大きい。先進諸国と比べても更に積極的に努力する必要がある」としている。
中国の新エネ自動車産業は発展の重要な転換点に来ている。両会(全国人民代表大会、全国政治協商会議)期間中に、全人大代表である奇瑞汽車の尹同躍会長は統計をもとに「新エネ自動車のインフラ整備に伴い、若年層の環境保護への意識が高まり、新エネ自動車産業が伝統的自動車産業を上回るペースで成長している。昨年は全国で新エネ自動車販売台数が自動車販売台数全体の約2.6%を占めた。新業態発展の法則から見ると、新技術・新製品の全体に占める割合が1%を超えると、急速に躍進する発展期に入る可能性がある。中国の新エネ自動車産業の発展には、政府が同産業の発展を重視しているほか、巨大な市場など、多くの優位性が備わっている」と分析した。