総合性国家科学センター、各地が建設をめぐり激戦を展開

総合性国家科学センター、各地が建設をめぐり激戦を展開。

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発信時間:2018-03-15 14:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 経済参考報の調べによると、中国の革新型国家建設体制がほぼ構築された。高基準による国家実験室の建設、産学研の共同革新、革新奨励策の実行と改善、革新・創業の「アップグレード版」の構築など、中国の革新のペースを上げるルートマップが鮮明になっている。

 

 今年の政府活動報告は、革新型国家の建設を加速するとした。世界の新たな科学技術革命と産業変革の大きな流れを把握し、革新駆動型発展戦略の実施を掘り下げ、経済の革新力と競争力を絶えず強化する。

 

 政府活動報告は国家革新体制の建設について、基礎研究及び応用基礎研究を強化し、一連の科学技術革新重大プロジェクトを開始し、高基準で国家実験室を建設するとした。企業が先頭に立ち重大科学技術プロジェクトを実施することを奨励し、科学研究機関・大学・企業の共同革新を支持し、革新成果の転化と応用を加速する。

 

 基礎科学研究能力は、科学技術革新をどこまで続けられるかを左右する。国家実験室の建設は主に、重大基礎科学研究の問題に焦点を絞る。ある代表は、国家実験室は重大基礎研究、オリジナル科学技術進展に対して、けん引・模範・推進の力を発揮すると指摘した。国家実験室の建設を加速し、国家実験室の早期設立を促す必要がある。全人代代表、中国科学院上海分院長の王建宇氏は「科学技術の発展は日進月歩で、中国は現時点で、一部の分野でトップに立っている可能性がある。しかし設立の過程で時間を浪費すれば、他国に追い抜かれるかもしれない。力を入れ、新たな一連の国家実験室を早期設立すべきだ」と話した。

 

 総合性国家科学センターの建設申請は、各地が科学技術革新の要衝になるための重大措置になっている。これは注目すべきことだ。現在まで、上海張江総合性国家科学センター、合肥総合性国家科学センター、北京懐柔総合性国家科学センターが批准されている。武漢市、成都市、南京市、西安市なども積極的に建設申請を出している。

 

 全人代代表、民主促進会安徽省委員会副主任委員、中国科学院合肥物質科学研究院先進製造技術研究所長の王容川氏は「総合性国家科学センターは、国家科学技術分野の競争の重要な場、国家革新体制建設の基礎的な場だ。総合性国家科学センターには、国家実験室と大科学装置群が含まれる」と述べた。

 

 王氏は「安徽省は合肥総合性国家科学センターの建設を推進するため、合肥総合性国家科学センター支援プランを発表し、プロジェクトの建設を積極的に推進している。大科学装置の建設と稼働は、総合性国家科学センター建設の中心的な任務になっている。今年は合肥総合性国家科学センターの全面的な建設の重要な一年だ。国家実験室の建設の面で、量子情報科学国家実験室と新エネ国家実験室を積極的に創設する」と表明した。

 

 全人代代表、華中科技大学コンピュータ科学・技術学院長の馮丹氏は8日、経済参考報のインタビューに応じた際に「各地の競争が非常に激しいが、武漢市も積極的に前に出る。関連部門から許可を得て、一日も早く総合性国家科学センターの一員になるべきだ。次の総合性国家科学センターになれれば、科学技術革新水準の向上、経済成長促進をさらに力強く支えることになる」と述べた。



 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月15日


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