超高磁場MRI治療システム、新型民用ヘリコプター、人と共同作業する工業用ロボットなどを手がける業界のトップ企業が、16日に中国国際輸入博覧局との間で中国国際輸入博覧会への出展契約を結び、出展されるハイテク製品の中には「中国で世界初公開」のものもあるという。新華社が伝えた。
スウェーデンの医療技術製品メーカーのエレクタは、その手がける先進的放射線治療設備2機種の世界初公開の場所に同博覧会を選んだ。同社の中国法人・医科達(上海)医療器械有限公司の劉建斌副社長兼市場総監は、「最新の研究開発成果である超高磁場MRI治療システムは世界ではまだ商用化されておらず、2018年中に欧州や米国などで発売を予定している。この博覧会を選び『中国で世界初公開』を行う意義は非常に大きい」と述べた。
同博覧局と一番最初に出展契約を結んだ日本のスマート製造企業・不二越は人と共同作業する工業用ロボットを引っ提げて出展するという。同社の中国法人・那智不二越(上海)貿易有限公司の藤樫茂中国総代表は、「弊社が輸入博覧会に出展するロボットにはすでに商用化された型番のほか、研究開発段階にある新しいものもある。人と一緒に共同作業して作業効率を高めることのできる工業用ロボットを一番に推すことになる」と述べた。
これまでに企業250社以上が同博覧局と出展意向書に調印しており、世界企業500社や各産業のリーディングカンパニーが100社近く含まれる。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年3月19日