米指数算出会社・MSCIはこのほど、中国関連の指数12を新たに組み入れた。アナリストらは、日に日に開放度が増す中国資本市場を通して、中国経済の成長がもたらした利益を世界の投資家にシェアするための新たなルートと機会が開かれたと見ている。新華社が報じた。
14日のMSCIの発表によると、中国人民元建て株式(A株)指数、中国A株大型株指数、中国A株中型株指数、中国A株人民元指数など、12の中国関連の指数が組み入れられ、MSCIの中国の株指数、中国A株国際指数の範囲が広がった。
MSCIでアジア太平洋地域指数を主管する重役によると、中国資本市場の開放度やグローバル化が向上するにつれ、世界の投資家は中国市場について理解したいと一層願うようになっている。今回、一連の新指数が組み入れられたことで、中国A株の情報や投資ツールがさらに豊富になり、世界の投資家が根拠に基づいた投資ができるようになる。
MSCIは昨年6月、2018年6月から中国本土市場のA株指数を、MSCI新興市場指数とオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)に組み入れると発表した。