中国商務部の報道官は6日、「米国が中国や国際社会の反対を顧みず、単独主義や保護貿易主義を貫くなら、中国は最後まで付き合う。新たな総合対応策を取り、国や国民の利益を守り抜くため代償を惜しまない。米国の言動を見守っていく」との姿勢を明らかにしました。
米国のトランプ大統領は5日、通商法301条に基づいて、さらに1000億ドル相当の中国商品に関税を課すべきかを検討するよう通商代表部に指示し、かつ話し合いの準備もしていると発表しました。
これについて商務部の報道官は、「今回の貿易摩擦は米国が一方的に起こしたもので、本質的に米国の単独主義による世界の多国間主義への挑発で、米国の保護主義による世界の自由貿易への挑発だ。中国は引き続き改革開放を拡大し、多角的貿易体制を維持して、世界の貿易や投資の自由化や利便化を進めていく」と述べた。
「中国国際放送局日本語版」2018年4月7日