AFP通信の7日の報道によると、ベナンとニジェールの首脳は、中国が両国を結ぶ鉄道建設プロジェクトに参加することを歓迎した。ニジェールのイスフ大統領は6日、首都のニアメで「鉄道建設について評価を行っており、同プロジェクトを推進する措置を見つけたい」と表明した。ベナンから訪問中のタロン大統領は「両国は中国からの資金援助問題について議論している。これほど大規模なプロジェクトを実施する、十分な資金を持つ民間企業は存在しない」と述べた。
ベナンとニジェールは2008年に、ベナンのコトヌーとニジェールのニアメを結ぶ鉄道建設計画を打ち出した。鉄道の全長は740キロ、資金調達規模は40億ドルを予定。仏RFIの報道によると、ベナンとニジェールは交通インフラの整備が遅れており、同鉄道計画は両国経済にとって戦略的な意義を持つ。ベナン政府は先月、落札したベナンとフランスの企業に対して、落札を取り消し中国に譲るよう求めた。
しかしタロン大統領は、同2社に代わりプロジェクトを請け負う企業の具体的な名称を挙げなかった。AFP通信の7日の報道によると、タロン大統領は先月のインタビューで、中国のアフリカにおける鉄道建設の成果は、中国がこの能力を持つことを証明していると話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月8日