ボアオ・アジアフォーラム2018年年次総会が8−11日にかけて、海南省で開かれる。「改革開放40年:中国と世界」をテーマとするサブフォーラムにおいて、第8代国連事務総長、ボアオ・アジアフォーラム理事会理事長の潘基文氏、豪州元外相のボブ・カー氏、中国証券監督管理委員会副主席の方星海氏、中国輸出入銀行会長の胡暁煉氏、フランス元首相のラファラン氏が、中国の改革開放40年について議論した。
潘氏は「ボアオ・アジアフォーラム理事会の理事長として、国家間の緊密な協力をさらに促す準備を整えた。アジアの経済統合と社会の融合のみならず、アジアを立脚点とする全人類に向けた繁栄と発展にも期待している」と述べた。
「中国は40年前に改革開放を行った。中国は40年後も改革と開放をさらに掘り下げる。すべての体制と制度は、国際社会の実践とさらに調和的に結びつくべきだ」
ラファラン氏は「中国は40年前に改革開放の道を選んだ。今やすべての国が自らの責任を果たす必要がある。フランスでは、マクロン大統領も改革を行っている。どの国にも各自の改革があるが、改革には必ず取り組まなければならない。それは我々の社会を、新たな世界に適応させる必要があるからだ。保護主義が成功者を生むことはなく、保護主義の下では誰もが敗者になる」と強調した。
カー氏は「古代中国はアジア、更には欧州からの来客に扉を開き、彼らの思想と芸術を伝播した。歴史は中国の創造力が世界の遠くに届くことを目撃している。中国は1978年に新たな歴史のページをめくった。世界に向けた開放は、中国の発展の真髄であり、世界も同時に中国に向けて開放される」と話した。
胡氏は「中国は中国の特色ある道を歩んでおり、この道では世界が注目する成果が得られた。これは改革開放によって見つかった道だ。この道は中国を成功させたばかりか、世界にも新たな現代化を実現するための参考材料をもたらした」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月11日