米シンクタンクが一帯一路を疑問視、外交部が反論

米シンクタンクが一帯一路を疑問視、外交部が反論。

タグ:米シンクタンク 一帯一路

発信時間:2018-04-19 16:30:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 米シンクタンクが「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)のウィンウィンの目的を疑問視しているという報道について、中国外交部の華春瑩報道官は18日「暗い心を持ち、色眼鏡を掛けて世界を見続ければ、外の世界はどこもかしこも暗く罠ばかりであることに気づくだろう。明るい心を持ち心の扉を開けば、世界ではうららかな日差しが降り注ぎ、春の暖かさにあふれ、花が咲いているのを目にするだろう」と述べた。


 定例記者会見で、記者からは「AP通信の報道によると、米シンクタンクは一帯一路に関する研究報告書を発表した。中国のバングラデシュ、スリランカ、カンボジアなどにおける15カ所の中国資本港湾プロジェクトを分析したところ、関連プロジェクトがウィンウィンの経済発展実現を目指すものではなく、政治的影響力を生み中国の軍事的存在を拡大することを目的としており、中国の安全の意図が反映されているという。同報告書はさらに、関連プロジェクトには透明度の不足といった問題があるとした。これについてはどのように反応するか」という質問があった。華報道官は次のように回答した。


 一帯一路は5年に渡り、世界100以上の国及び国際機関から反応と支持を受けている。80以上の国と国際機関が中国側と、協力協定に署名している。


 時代の流れに乗り各国民に福をもたらし、旺盛な生命力と光あふれる発展の将来性を持つのでなければ、一帯一路の建設はなぜこれほど広く反応と支持を受けているのだろうかと想像してみるといい。


 華報道官は一帯一路について、次のように強調した。


 まず、一帯一路は本質的に、一つの経済協力イニシアチブだ。その最も中心的な理念は、インフラ及び各分野の相互接続を通じ経済協力を強化し、共同発展を促進することだ。我々は一帯一路を通じ相互接続の物理的条件と人文環境を構築し、世界の効果的な需要を拡大し、世界経済回復の全体的な流れを固めることを願っている。


 次に、一帯一路は光あふれるイニシアチブだ。中国側は共に協議・建設し共有する原則に基づき一帯一路の協力を推進している。協力の青写真の策定にせよ、具体的なプロジェクトの実施にせよ、参加国と協議し行っている。すべてが日差しの下で行われており、公開と透明を堅持している。中国は地政学をめぐる駆け引きの損得勘定をせず、閉鎖的・排他的な小グループを形成せず、高圧的に取引を強制しない。


 それから、一帯一路は互恵・ウィンウィンのイニシアチブだ。中国の全面的な対外開放、さらに世界経済の連動的発展を着眼点としている。これは関連国と中国の発展のチャンスを共有し、共同繁栄を実現するため取り組むほか、現在の世界発展の難題解消を促し、世界の発展と協力を促す中国のプランだ。建設において、中国側は市場中心を貫き、各国の利益と関心事に配慮し、利益の合致と協力の最大公約数を求め、各国の長所と潜在力を十分に引き出している。一連の協力プロジェクトが全面的に推進中で、現地経済の発展促進、国民の利益拡大の重要な力を発揮している。



「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月19日

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