中国3大航空機総師、中国工程院院士、Y-20チーフデザイナーの唐長紅氏は「Y-20プロジェクトの各種作業は計画通りに進行中で、極限飛行試験を実施中だ」と話した。
唐氏によると、Y-20はラインオフ後に多くの訓練・試験に参加しており、作業が順調に進んでいる。
唐氏は同日開かれた「中国中・大型軍民用機発展フォーラム2018」の基調演説で、整った航空産業安全体制を構築するよう呼びかけた。
「例えば飛行寿命を従来の数千時間から数万、十数万時間にする。例えばこれまでであれば数千時間の試験は問題なく行えたが、数万、十数万時間の試験手段が不足している。そのため整った航空産業安全体制の構築が非常に重要だ」
Y-20プロジェクトの後、さらにシリーズ化製品が登場するのだろうか。唐氏は「Y-20はプラットフォームであり、これを踏まえた上で今後の製品のパフォーマンスが上がる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月10日