21日に開かれた「世界VR産業大会2018記者会見」において、中国工業・情報化部の関係者は、同部が「VR産業の発展の推進の加速に関する指導意見」の策定に取り組むと表明した。
同部の羅文副部長は「VR技術は1兆元規模の新興市場を切り拓く。中国はVR産業の発展を高度に重視している。工業・情報化部は政策及び標準の策定、産業構造などの面でVR産業の健全な発展の推進を加速する」と指摘した。
VR産業連盟の統計データによると、中国の2017年のVR産業市場規模は、前年比164%増の160億元に達した。中国はVR重要技術・製品の研究開発で多くの進展を実現し、一部技術は世界トップレベルに達している。例えば国産VRゴーグルは宇宙飛行士のストレス解消に応用された。
同部電子情報司の呉勝武副司長によると、同部は「VR産業の発展の推進の加速に関する指導意見」などの文書の作成に取り組み、VR産業の健全な高度発展を促す。その内容は下記の通り。(1)戦略的な見地からVR産業発展目標、発展方法及び重点課題を計画し、VR重要技術の研究開発を支持し、産学研の共同発展を促す。(2)VR技術とその他の産業の融合発展を推進し、「VR+」戦略を実施し、VRの重点分野及び特色ある市場での応用を促し、発展の需要を見据えVR発展プラットフォームの建設を支持する。(3)標準の支持力・けん引力を発揮する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月21日