中国(深セン)綜合開発研究院が作成した第2期「中国‘双創’金融指数」(IEFI)が5月19日、成都2018グローバル・エンジェル投資ハイレベルフォーラムで発表された。成都の総合ランクは6位。
中国‘双創’金融指数はイノベーション・起業活動の金融ニーズの特徴に基づき、中国の都市データの特徴を十分に考慮し、「双創(イノベーションと創業)」の金融機関、金融市場、金融サービス、金融生態の4大分野・計45項目の客観的指標を形成し、国内主要都市の「双創」金融支援と「双創」発展レベルを総合評価したもの。
指数の評価範囲は中国31の主要中心都市を含み、中国の金融中心都市の評価範囲と一致している。総合ランクは上から順に北京、深セン、上海、広州、杭州、成都、蘇州、重慶、天津、南京、武漢、西安、長沙、青島、合肥、寧波、無錫、鄭州、済南、瀋陽、廈門、昆明、大連、福州、温州、長春、石家荘、南寧、哈爾濱、南昌、烏魯木斉。
金融指数の結果には中国の「双創」金融発展の4つの特徴が表れている。1つ目は、「双創」金融発展レベルに「マタイ効果」が見られ、上位の都市のポイントが大幅に上昇した。
2つ目は、都市「双創」金融発展レベルと「双創」活発度の相関関係が目立つ。北京、深セン、上海は「スター」都市で、活発な「双創」発展基礎を備えると同時に、金融サービスの「双創」の良好な実績も持つ。
3つ目は、「双創」金融発展レベルと経済金融発展レベルがほぼ正の相関関係にある。発達している地域は中国沿海の経済発達区域に集中し、総合ランク10都市中8年が長江デルタ、珠江デルタ、環渤海経済ベルトの都市で、内陸地区からは成都と重慶がトップ10入りしただけである。これらの都市は金融業が比較的発達した地域である。
4つ目は、北京、深セン、上海は「双創」金融発展レベルが飛び抜けている。北京の総合ポイントは前年比53.90ポイント上昇し全国1位。成都は中西部地区1位で、「双創」金融イノベーション発展の模索を比較的早く開始し、2009年に科学技術類を専門に扱う支店を設立した。2014年に李克強総理が「大衆革新、万衆創業」を提唱してから、成都は革新駆動型発展戦略を実施し、「双創」推進行動に取り組み、中国西部の「双創」の地になり、「双創」金融イノベーション発展の加速化を模索し、良好な発展態勢を形成している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年5月21日