2017年初めに中国が「エネルギー発展‘十三五計画(第13次5カ年計画、2016-2020年)’」を発表した際、中国国家エネルギー局副局長の李仰哲氏は、エネルギー構造の合理化が中国経済・社会発展に必要と指摘し、「‘十三五’期間に、非化石エネルギー消費の割合を15%以上、天然ガスを10%に引き上げる一方、石炭消費を58%以下に抑えたい」と述べた。
現在、中国は石炭などの平常時エネルギー供給能力が比較的高いが、良質エネルギーの自給能力が依然として不足しており、外国からの大量輸入を必要としている。データによると、中国の2017年石油対外依存度は約68%、天然ガスも39%の高水準に達した。昨年の暖房使用期には、中国の一部地域で比較的深刻な天然ガス不足が生じ、生産と生活が影響を受けた。このため、一部地域のクリーンエネルギー改造計画も停滞し、「天然ガスの供給逼迫」が大きく注目された。
中国国家統計局の最新統計によると、中国の4月の原油輸入は大幅に増え、輸入量は前年同期比14.7%増の3946万トンで、増加率が前月より14.1ポイント上昇した。天然ガスの輸入量は34.2%増の682万トンとなり、増加率が7カ月連続で30%以上を保っている。