ソフトバンク、ARM中国の株式51%を7.75億ドルで売却へ

ソフトバンク、ARM中国の株式51%を7.75億ドルで売却へ。

タグ:時価総額

発信時間:2018-06-06 14:21:36 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 外国メディアは6月6日、ソフトバンク傘下で英チップメーカーのARMホールディングスが中国事業の株式を7億7500万ドルで現地の投資家財団に売却すると伝えた。


 消息筋によると、ARMはARM中国法人の株式51%をHOPU-ARMイノベーション・ファンド主導の財団に売却し、同財団と合弁会社を設立する。HOPU-ARMイノベーション・ファンドはARMと中国のHOPUインベストメンツが共同管理するファンド。


 ソフトバンクは5日に声明を発表し、ARMにとってこの取引は中国業務拡大のチャンスだとした。またソフトバンクは、「ARMは合弁会社は中国市場でのチャンス拡大につながると考えている。同合弁会社は中国企業にARMの半導体技術の使用権を与え、中国本土でARMの技術を開発する」と明かした。


 取引完了後、HOPU-ARMイノベーション・ファンド主導の財団は同合弁会社の支配株主になる。


 科技部によると、中投公司、シルクロードファンド、シンガポールのテマセク・ホールディングス、深センの深業集団などがHOPU-ARMイノベーション・ファンドを支持している。


 しかしソフトバンクは、ARMは引き続きARM中国法人が生産するARMのチップ商品の全ての許可、特許、ソフトウェア、業務収入の多くを取得すると発表。今年3月時点で、ARMの中国半導体技術IP(知的財産権)業務の年度収入は全体の5分の1を占めている。


 ソフトバンクは2016年、イギリスで時価総額最高のARMの全株式を320億ドルで取得した。


 日本経済新聞は5月、ARMは中国事業の株式を新合弁会社に売却し、合弁会社のパートナーにはARMと中国の協力パートナーがいると伝えた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年6月6日

 

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